ビジュアルノベルは長編作品を作るのに適してると思います。
そして長編になっていく理由っていうのもなんとなくわかりました。


まぁそのCLANNADやったからなんですけど・・・


映画は尺が決められてるし、かとっいって
長い作品を作るとなるとそれだけカットが必要となってきて、
制作にも莫大な時間が掛かってしまい、いくらとっても取り終わらないないし
劇場で10時間とか見せれる訳がない。
あ、でもTVドラマはある意味長編かなぁ・・・
まっ、それはおいといて


なんで長編化していく傾向にあるのか?


一応恋愛ものという前提で考えてみる。
それは、如何にキャラクターと時間を共有して、
感情移入させるかにあるんではないですかね。
単調な日常かもしれないけど、
実はそういう積み重ねがドラマを作っていってるんではないかと
そしてお話を読んでいく中で徐々に好きになっていつの間にか虜に・・・orz
ビジュアル面の印象も大事ですが、やっぱ最終的にはそのキャラの内面を
しっかり描くことでユーザーの心をわしづかみしてますよねぇ〜
そう考えるとビジュアルノベルの形態は長編化するのには非常に最適なフォーマットな気がします。
なんてったって立ち絵、背景、音楽使い回し可!
ただ・・・ライターさんはかなりの負担になりますよね・・・
でも逆に要素を思う存分詰め込めるんではないでしょうか。


で、劇場版AIR、CLANNADやってから見たんですよ
1時間30分内に描くにはきついだろうなぁ〜って思いました。
話自体はまとまってましたし、別に原作に忠実でなくてもあまり問題ではないのですが、
肝心の往人と観鈴と晴子の三人の感情がどうにもつかめなかったです。
なんで観鈴は往人を好きになったのか?どうして拒否したのに往人からキスしていったのか?
さすがにあの尺での二人の過ごした時間で、そうだよな!わかるよ!
ってな風には思えなかったっていうのが本音です。


あとあの最後のゴールは母親をさぐりあてたシーンがあって映えるものだったんではないですかね?
もうAIR覚えてないですけど・・・当時は観たとき大泣きでして、
でもこれを観て泣けなかったんで、やっぱ感情を移入できてなかったのかなぁ〜
という結論に至りました。
んでCLANNAD
あれだけ長く渚達と高校生活を共にしたり、同棲したお話を読めば
そりゃ好きになるってもんですよ・・・


恋愛をメインとしない長編ノベルとかだと
また別の話になってくるんでしょうねぇFATEとか
ようするに何が言いたいかと言いますと、
長編にするには長編にするだけの理由があるってことなんですねぇってことです。
ただ、テキストを増やせば良いってものでもないし、かといって要点だけを押さえた物だけっていうのも味気ないなぁと思いました。
バランスがだいじなんですかね〜どうなんでしょ。